支援内容と成果
【背景】
自動車部品を中心としたOEM生産で106年の歴史を持つ同社。創業100周年を機に、受託体質からの脱却を目指す「商品企画室」を発足。防災用品・フェムテック・Webマーケティングという3つの新規事業に挑戦を開始しました。
【課題】
新規事業は「初めてごと」の連続。社内にノウハウがない中、無限の選択肢から何を優先すべきかの判断が難しく、製造業に根強い「自前主義」がスタートダッシュの遅れを招いていました。プロジェクトを推進するための「人のあて」——共に動ける実行力あるチームの不在が、最大のボトルネックでした。
【支援内容】
マーケティング領域の伴走型サポート:戦略面のアドバイスだけでなく、現場の実働まで踏み込む「主任機能」としての支援。社内メンバーと同じ距離感で、フレキシブルに相談できる体制を構築。サービスサイトの改善、広告運用、メディア改善などの具体的な実行をサポート。
【成果】
新規事業プロジェクトが着実に成長。スタートダッシュの速度が上がったことで、新たな事業企画にも次々と着手できる体制に。「あてにできる人がいる」ことで企画段階から迷わず動き出せるようになり、打席数そのものを増やすことに貢献。
事例インタビュー(ダイジェスト版)

社内に新しい風を。創業100年の節目に新規事業へ挑む
——創業100年の老舗企業が、あえて未知の領域へ踏み出した背景を教えてください。
小山氏: 弊社は長年サプライヤーとしてOEMをやってきましたが、「今いいもの」はいずれ必ず衰退していくというのがマーケティングのロジックです。今いい時に次の花形を育てていく——そのポートフォリオの組み合わせを持続させていくことが大事だと考え、100年という節目を機にスタートしました。
——実際にスタートしてみて、どのような壁に直面されましたか。
小山氏: 「何から始めたらいいか分からない」というのが、最初にして最大の関門でした。ただ、最初から自前で体制を整えようとすると、スタートダッシュがものすごく遅れる。新規事業は10打席立って2安打くらいが関の山の世界なので、とにかく打席に立つ数を増やすことが重要なんです。そのためには最初から「チーム力」が必要で、スタートダッシュを切れる人材でチームを組むことが最も重要だと感じました。
欲しいのは「外注」でも「パートナー」でもなく、共に結果を目指す「仲間」
——そこでオルタックの「マーケティング担当くん」を選ばれました。
小山氏: 最初にこのサービス名を見た時、望んでいた役割がズバリ刺さったんです。一般的なコンサルタントはトップマネジメントのサポートに寄りがちですが、私が求めていたのは現場で一緒に手を動かしてくれる「主任機能」でした。マーケティング担当くんは戦略のサポートも実働のサポートもいただける。これは非常にありがたかった。

——「仲間」という表現が印象的ですが、外注やビジネスパートナーとはどう違うのでしょうか。
小山氏: アウトソーシングは一過性の関係で、松竹梅で見積もりをもらっても、初めてのことだとどれを選べばいいか分からない。ビジネスパートナーはプロ同士の役割分担で、責任範囲がはっきりしている分、途中で助け合うことは少ない。
一方「仲間」は、結果を共通の目的として、お互いを気にかけ合える関係です。拙さが残る中でも支え合って、時に甘えさせてもらって、一緒に成果を共有していく。初めてごとの連続である新規事業には、この関係が不可欠だと思います。
実際、弊社では既にオルタックさんに対して仲間意識が芽生えていて、部下にも「イルマスさんに相談してみなよ」と言えるくらいの距離感。名古屋と東京ですけど、壁も垣根もない関係性が築けています。
マーケティング支援から事業開発へ——推進速度が一気に上がった
——支援がマーケティングから事業開発にまで広がった経緯を教えてください。
小山氏: ある日、新たな新規事業の企画段階で、すぐにオルタックさんに電話しました。「こういう打ち合わせがあるんだけど、一緒に来てくれないか」と。よその会社の人に頼むというよりも、自分の会社の人に依頼するような感覚でした。「絶対これ面白がってくれるだろうな」という確信があったんです。
細かい話は抜きにして「とりあえず行きましょう」と言ってもらえた。新規事業を始める上で「あてにできる人」が思い浮かぶかどうか——それが一歩を踏み出せるかどうかの分かれ目だと思います。
新規事業に挑む同志たちへ
——最後に、新規事業の責任者の方々へメッセージをお願いします。
小山氏: 「10戦して2勝1敗7分」——そのくらいの気概で挑んでいいんです。実践することが大事だ、というところに頭を切り替えると、プロジェクトはすごくスムーズに進みます。そのためには、価値観が合って、楽しく成功を共有できる「仲間」を見つけること。「この人となら面白がってやれる」という直感を大切に、共に新しい時代を作っていきましょう。

